息苦しさの症状が出て病院に行き、様々な検査をしても、内科的に異常がないと言われたにもかかわらず、息苦しさの症状が改善されない場合は、鍼灸治療が非常に効果的です。このページでは、どのようにして鍼灸治療で息苦しさを改善するかについて説明したいと思います。
① 肺の経絡を整える
まず最初に前腕の内側にある肺の経絡に刺鍼する事が大切です。
肺の経絡の流れが滞ってしまうと息苦しさなどの症状が出やすくなります。
今までの鍼灸治療の経験より、息苦しさを訴えている方のほとんどが肺の経絡がパンパンに張って硬くなっています。その中でも一番硬い部分(孔最のあたりに硬結がある人が多い)を見つけそこに鍼を打つ事により呼吸が楽になる場合が多いです。鼻のつまりが改善したとおっしゃる方もいらっしゃいます。
②みぞおちの部分を柔らかくすることによって呼吸が楽になります。
息苦しさを訴えて来院されるお客様のほとんどは、みぞおちから上腹部にかけての部位(巨闕から中脘)が硬くなっています。呼吸をするときにこの部位の動きを感じられると思います。この部位が硬くなることによって呼吸が浅くなります。ですから鍼治療でみぞおちの部分を緩めることも呼吸を整えるには非常に重要なことです。中脘は腹部膨満感や吐き気や胃痛などにも効果があります。
③背中の筋肉を緩める
背中には脊柱起立筋などの呼吸の補助筋があります。これらの筋肉が硬くなっていても呼吸がスムーズにできなくなります。その場合は背中の筋肉を緩める事が重要です。背中の筋肉を緩めることによって睡眠の質も改善されます。
④ 首の筋肉を緩める
首にある胸鎖乳突筋や斜角筋も、息を吸う時に必要な筋肉です。この2つの筋肉が硬くなっていると、息を深く吸う事ができなくなってしまいますので、自律神経のバランスを崩しやすくなってしまいます。
深い呼吸ができないと、不安や不眠などの症状を引き起こす可能性がありますですから鍼灸では胸鎖乳突筋や斜角筋などの筋肉を緩めることが自律神経のバランスを取る上で非常に大切なことになります。
自律神経失調症と病院で診断され、医師が処方してくれた薬を飲んだにもかかわらず症状が改善されないために、当院に来院される多くの方は、前頸部にある胸鎖乳突筋や斜角筋が非常に硬くなっている方が多いです。
⑤ ストレスを緩和するツボに鍼を打つ
筋肉が緊張する理由としてストレスなどが挙げられます。精神的に緊張すると筋肉が硬くなってしまうのです。
それによって首の凝りや背中の凝りなどが引き起こされます。凝りがひどくなると呼吸が浅くなってしまいますので、ストレスを緩和させるツボを使う必要があります。
頭部にある百会や側頭部にある太陽、印堂などのツボに鍼を打つとリラックスして、ストレスが緩和します。それによって筋肉も緩み、呼吸も楽になります
呼吸を鍼灸で整え、自律神経のバランスを改善し快適な毎日を過ごしましょう!
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