鍼灸で脳卒中後遺症の片麻痺の症状が
改善されることを知っていますか?

リハビリのための鍼灸治療を行っています
日本では鍼灸による片麻痺の治療はあまり普及していませんが、中国では鍼灸治療によって多くの片麻痺で悩む患者さまの症状が改善しています。
脚の片麻痺の症例
トリガーポイント鍼治療(第1回治療後)
トリガーポイント鍼治療(第1回治療後)
宮城県仙台市のM.Mさん(女性、40代)
最初はどのような症状がありましたか?
左半身マヒ、少しでも症状を改善したいと思っていました。
当院に通院するようになって症状はどう改善されましたか?
左足が上がるようになり、歩行が速くなった。腕が動くようになった。また回復が不可能と思っていた手のひらがひらくようになった。
体調が回復して一番良かった事はなんですか?
左手、左足を日常生活に、活かせる事を考えられる事
同じような症状で悩んでいる人へのメッセージがあったら教えてください。
ぜひ試してほしい、そのひとことです。
院長からのコメント
M.Mさん、動かなかった腕が動くようになり、本当によかったですね。歩行も、速くなりましたね。本当にうれしく思います。
片麻痺の鍼灸治療について
脳卒中で片麻痺になると、手や足の筋肉が固くなります。特に膝関節や足関節、股関節まわりの筋肉が固くなると歩きにくくなります。また、肩関節や手関節のまわりの筋肉が固くなると腕や指が動きにくくなります。
鍼灸治療で関節のまわりの筋肉をやわらげることにより症状を改善することができます。 またからだ全体の血流がよくなるので、片麻痺の症状を改善させるだけではなく体調がよくなります。
失語症は顎の下にある廉泉のツボを使うことにより舌の動きを良くし症状を改善します。また左側頭部に頭皮針の言語区がありそのエリアにはりを打つことも大切です。
トリガーポイント鍼灸が脳卒中後遺症の片麻痺に有効
中国で行われている麻痺の鍼灸治療に米国で発展したトリガーポイント鍼灸治療を組み合わせることにより、さらにその治療効果をたかめることができるようになりました。
坐骨神経痛に有効なトリガーポイント鍼灸は臀筋(おしりの筋肉)の小殿筋や梨状筋のポイントを探しだし、はりをうちます。そうすることで足の痛みが改善されます。
坐骨神経痛で来院されたお客様にこのトリガーポイント鍼灸の治療をおこなったところ、痛みが改善されただけではなく、足がスムーズに動くとか、足が軽くなったという感想をいただきました。そこで足の麻痺の鍼灸治療に臀部のトリガーポイント鍼灸を加えたところ、中国で学んできた鍼灸治療単独より治療効果が高いので、トリガーポイント鍼灸も片麻痺治療の中に取り入れております。
脳卒中後遺症の片麻痺の人はおしりの筋肉が緊張して固くなっている場合が多く、それが原因で、足が上がりにくく歩行が困難になっている可能性があるのではないかと推測されます。